卓話概要

2024年05月07日(第1854回)
青少年交換来日生(フランス)
エミリーさん (Emilie Marion Nicole GEORGENTHUN)

小さな親善大使

★去年の8月に日本に来ました
 私の名前はエミリーです。5月で18歳になります。去年の8月に日本に来ました。南フランスのエクス・アン・プロヴァンス近くの、人口5千人の小さな村に住んでいます。
 家族は、両親と兄が2人います。私はネコが大好きです。
 日本に来て8か月になります。日本語を勉強していますが、もっと上達したいと思っています。
 最初の6か月は、関家にお世話になり、とても歓迎していただきました。
 9月に、川の近くの花火大会を見に行ったときは、浴衣を着ることができて、とてもうれしかったです。
 日本の伝統的な結婚式に出席できたのも、とてもラッキーでした。日本とフランスの結婚式は違います。日本の結婚式は昼間に行われますが、フランスでは午後4時頃から、夜遅くまで行われます。
 11月には、松本城に行きました。3日間滞在したので、日本の田舎や日本アルプスを見ることができました。
 大みそかは、祖父母の家に行きました。ホストマザーと娘さんの麻里乃と一緒に、お餅つきをしました。
 お正月には、着物を着て、美しい伝統料理を食べました。
 麻里乃と私は、とても仲が良いので、一緒にいろいろなことをしました。家の隣にトレーニングジムがあるので、3か月間クライミングのレッスンを受けたり、バドミントンをしたりして、とても楽しかったです。

★書道を勉強しました
 次は、八王子駅から少し離れたところにあるホストファミリーにホームステイすることになりました。
 家族は、両親と子ども3人ですが、家には子どもは1人しか住んでいません。
 私が通っているICUは、インターナショナルスクールなので、英語が上手な生徒がたくさんいます。フランスやベルギーに5年間住んでいたという、フランス語を話せる女の子もいました。友達を作るのは難しいと思っていたので、とてもうれしかったです。
 学校では、書道を選択しました。私は書道がとても好きになりました。書道は難しいけれど、日本の伝統的な芸術を、自分で勉強することができて幸せです。
 フランスと違うのは、土曜日に授業があるので、日曜日しか休みの日がないことです。
 もう一つの違いは、アクティビティー・クラブがあることです。フランスでは、学校が終わるのが遅く、夕方の5時から6時ぐらいなので、真っすぐ家に帰ります。でも日本では、学校が早く終わるので、アクティビティー・クラブができます。私はバレーボールを選びました。とてもハードですが、スポーツはとても楽しいです。
 また、フランスにはない文化・スポーツの祭典もありました。私はクラスの仲間と映画を作ったり、飾り付けをしたりして、楽しかったです。生徒の家族も来ていて、各クラスが準備したものを見たりして、とてもいい雰囲気でした。
 その1週間後には、スポーツ・フェスティバルがありました。各クラスでユニークなTシャツを着て、みんなで友達のTシャツに字を書いたりして、とても楽しかったです。

★ロータリーで学んだこと
 ロータリーでは、たくさんのことを経験できました。日本に来てすぐに、4日間のサマーキャンプに参加しました。将来の日本人留学生にも出会えて、とても興味深かったです。彼らと日本語のレッスンをしたり、ゲームをしたりして、日本語について学びました。日本語と英語も学ばなければならなかったので、最初は大変でした。しかし、たくさんの新しい文化に出会えたことは、ユニークな経験でした。
 また、毎月ロータリーの研修がありました。毎回、日本語でプレゼンテーションをしなければなりませんでしたが、楽しい活動もたくさん経験しました。空手をしたり、伝統舞踊をしたりしました。

★日本に来て驚いたこと
 私は4月からまた、新しいホストファミリーにホームステイしています。
 日本に来て驚いたことがあります。
 それは、道にゴミ箱が置いてないことです。ですから、お菓子を食べても空き袋が捨てられません。
 それから、家族が次々に同じお風呂に入ることも驚きました。
 もう一つは、バスや電車を待つときに、誰もがとても礼儀正しく待っていることです。
 また横断歩道では、車が来なくても、みんな信号が青になるまで待っています。
 最後に、日本では旅行などから帰ってくるとき、家族や友人のために、たくさんのお土産を買ってくることです。

 これからも最後の数か月を、最大限に楽しみたいと思っています。