卓話概要

2023年08月29日(第1830回)
笹塚田中クリニック院長
田中良基氏

コロナワクチンの弊害とその対策
~がん患者は今なぜ急増しているのか

★日本人の死者の数が増えている
 読売オンラインの記事によると、日本人の死者の数は、昨年非常に増えているのです。前年に比べ約13万人増え、156万人が亡くなっています。NHKでも「多死社会」という表現で取り上げていました。
 死因の中で、がんが最も多く、38万人以上が亡くなっています。次は心疾患の23万人、老衰、新型コロナが4万人と言われています。
 ところで医療現場では、厚生労働省の指導以外の医療を「見てはいけない」「聞いてはいけない」「言ってはいけない」という3つのタブーがあります。今回のコロナに関しても、厚生労働省の言うこと以外のことを言うと、大臣が、そういうことを言う医者は陰謀論に染まった医者だといって、言論封殺というか、場合によっては、医師免許を取り上げるというような勢いだったので、誰も言わなくなってしまったという状況があります。

★がん治療の2つの方法
 がんの治療には2つの方法があります。1つは、がんを攻撃する方法。そのための3大療法として、「手術」「抗がん剤」「放射線」があります。これが厚生労働省が決めた3大療法で、これ以外はやってはいけないことになっています。だからこれ以外には保険は適用できません。
 もう1つは、人間には自然治癒力というのがあります。免疫力です。これを上げることが、本当は大事なのです。
 米国では、約4割の人が、3大療法+αの療法、つまり免疫を上げる療法を積極的に取り入れています。ところが、日本はあくまでも3大療法が主体です。
 しかし抗がん剤が効くのは、だいたい半年です。半年するとがんは、抗がん剤に対して耐性を持ってきます。そして副作用だけが残ります。
 抗がん剤は元々、ナチスドイツが使っていた毒ガスです。我々が抗がん剤を患者さんに点滴するときは、抗がん剤が血管から漏れないよう細心の注意を払います。漏れるとその周囲の体が腐ってくるからです。そのぐらい猛毒性を持っているのです。

★酸素が少ないとがんになる
 1931年にノーベル賞を受賞したオットー・ハインリッヒ・ワールブルクは、「すべてのがんの原因は、アシドーシスと低酸素血症の2つである」と言っています。アシドーシスというのは酸欠です。「細胞から酸素の35%を48時間奪うと、ほとんどの正常細胞はがんになる」、つまり酸素が少ないとがんになる、と言っているのです。いま皆さんマスクをしていますが、それがどれだけ体に悪いかということになります。
 体は小さな地球だと思ってください。人間は食物連鎖の頂点に立っています。我々は最も環境汚染の影響を受ける存在です。ですから環境汚染が進めば進むほど、体の汚染が進みます。その汚染物質が体に溜まると、酸欠などさまざまなことが起こります。そうすると発がんするということになります。
 日本は世界一、環境汚染物質の規制が緩い国です。汚染物質としては、ラウンドアップなどの除草剤、ストロンチウムなどの放射性物質、重金属、普通のワクチンの中にも保存剤として入っている水銀、カビ、遺伝子組み換え食品、着色料、環境ホルモン、トランス脂肪酸、建材のホルマリン、人工甘味料、高血圧の薬、等々があります。

★死者の増えている原因は?
 コロナの最中に行われた東京オリンピックがあった2020年は、前年の2019年に比べて、死者の数は1万人減少しています。多くの人がうがいや手洗いをするようになったからだと言われています。
 ところが2021年5月から、コロナの感染症を減らす、重症化を減らすということで、ワクチンを打ち始めた途端、死者の数は143万人に、前年に比べて6万人以上増えています。
 そして2回目、3回目、4回目とワクチンを打つにしたがって、昨年は156万人に増えていることは冒頭述べました。
 この原因は明らかに遺伝子組み換えのワクチンではないか、と我々は思うわけです。
 今年5月に、オランダで論文が発表されました。19匹のネズミに対して、ファイザーのワクチンを2回接種したところ、そのうちの1匹にがんが発生した、というものです。これが我々が言っている、突然増えてきたブースターがんだということになります。
 WHOも5月に発表しました。「もうパンデミックは終わりました。ワクチンは2回以上打たないでください」。いまだにワクチンを打っているのは日本だけです。
 がんは健康な人でもできます。でもナチュラルキラーセルというがんを殺す細胞がいます。自然免疫で、それが全部がん細胞を殺してくれているのです。だから免疫力を落とすようなことをしなければ、がんにはなりません。ところが、遺伝子組み換え物質のようなものを体に入れると、その働きを邪魔してしまうのです。
 したがって、酸欠にならないようにして、体を温める、そのように免疫力を落とさないよう心掛けることが大事かと思います。